放送が深夜だったので録りためておいた番組「コズミックフロント」を見ました。
そのうち太陽活動の異変についての話題が興味深かったのでそのお話です。
太陽活動は活動が盛んな「極大」という状態と静かな活動の「極小」という状態を繰り返していて、極大から極大までの1サイクルがだいたい11年の周期で繰り返しています。ところが、今まさにその過程である最新のサイクルでは13年周期に伸びそうだとの事です。
同じ番組で、樹齢1000年とも言われる屋久杉の倒木の年輪に含まれる炭素を調べることで過去の太陽活動の周期が解るそうです。そうして求めた過去の周期の記録と照らし合わせた結果、この13年周期が見られるようになると近い将来太陽活動の極小が続く極小期という期間が訪れる可能性が高いという話でした。
さて、この極小期が訪れた場合、地球の気温は下がるであろうとの予測が出ています。
温室効果ガスの濃度が高まって温暖化を危惧している人が多いですが、太陽研究の関係者は逆に寒冷化を危惧しているという事です。ただ、これで相殺されて万事OKと言うわけではなく、極小期は何年続くかまで解っておらず、これまでの周期では必ず極小期は終わって11年周期のサイクルが復活しています。そのときに温室効果ガスの濃度が今以上に上がっていれば、数段の温暖化(灼熱化?)が進むと予想できます。
即ち、この極小期が訪れたとすると、大自然が私たちに与えたチャンスなのかもしれません。今回の極小期のうちに、温室効果ガスの濃度をコントロールして、一定の濃度に維持できる術を手に入れておかなくてはならないと思います。
2011年09月22日
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